初心者にもチャレンジしやすい小八郎岳へ!
松川町にある小八郎岳と烏帽子岳は「登りがい」のある山として人気です。特に、小八郎岳は鳩打峠の登山口から約1時間で登れるという事もあり、初心者にもチャレンジしやすい山として人気があります。
県道15号の登山口案内看板が目印
登山口となる鳩打峠には、下伊那郡松川町上片桐の長野県道15号線交差点から向かいます。わかりやすい看板があるのは嬉しいですね。
ここの看板から、鳩打峠までは車で約15分程度です。
三角にとがった烏帽子岳と、手前の崩落部分が印象的な小八郎岳。
鳩打峠までの道路は幅員も狭く、すれ違いが困難な場所もあるので、安全運転で!
道なりに進めば峠に着きますが、道中には案内表示があるので確認しつつ進みましょう。
鳩打峠(烏帽子岳・小八郎岳登山口)
鳩打峠の登山口は駐車場も広く、仮設トイレも設置されています。
この日は平日の午前8時代ですが、既に車がチラホラ停まっています。この時間に停まっているという事は、恐らく烏帽子岳まで向かっている方でしょう。
登山口にも案内看板が豊富で、登山者が多い事がわかりますね。
鳩打峠の標高は1,118m、すでに1,000mを越えていますので猛暑の7月ですが、少し涼しさも感じて快適です。
ちなみに看板の先に見えているのは大島山2,158m
小八郎岳に向けて出発
軽く準備体操をして出発!登山届はスマホアプリのコンパスで申請済み。
スタート直後は丸太階段、いきなりしっかり登りです。
軽いアクティビティ?の倒木くぐり。
小八郎岳の道中は、ほぼ全区間「しっかりとした登り」と言っても良いでしょう。水分補給をマメに摂りながら山頂を目指します。
小八郎岳 鳩打峠からのコースタイム
【上り】約50分
鳩打峠→<20分>片桐松川ダム展望地→<10分>烏帽子岳分岐(その1)→<20分>烏帽子岳分岐(その2)→<2分>小八郎岳山頂(食事休憩)
【下り】約30分
下山開始→<10分>烏帽子岳分岐(その1)→<5分>片桐松川ダム展望地→<15分>鳩打峠(下山完了)
烏帽子岳と小八郎岳の登山マップは、松川町役場のホームページからダウンロードもできます。
小八郎岳に向かう登山道は、木の根と石でゴツゴツとしていますが、登りにくいという事はありません。
また、登山道自体は狭めの区間が多いので、休憩に適したポイントは少なめな印象。
谷底に片桐松川ダムを見下ろす展望ポイントにはベンチも設置されているので、上りにも下りにも休憩すると良いですね。
眼下の茶色い場所が片桐松川ダム。梅雨時期で降水量があった割には水量は少なめ?
道中には、小一郎から順番にイラストPOPが設置されています。町の観光課の方が作っているのでしょうか?ラミネートした簡易的な看板なので1シーズン使い切り?みたいな感じですかね。
かわいいイラストに励まされながら進みます。
小八郎岳までの道中には烏帽子岳への分岐が2カ所あります。まずは1か所目。ここにもベンチがあるので休憩ポイントとしてオススメ。今回は軽く水分補給して先へ進みます。
小八郎岳山頂を経由せず、烏帽子岳を目指す場合は左ルートです。
今回は右ルートで小八郎岳へ。
少し開けた区間は支柱とロープで登山道がわかりやすく整備されています。
山頂直下が2カ所目の烏帽子岳分岐。
ここを上り切れば山頂です!
最後の登りもしっかりと急こう配。
小八郎岳山頂(1,470m)に到着
山頂は一気に開けます。
眼下には天龍川と下伊那の景色、そして南アルプス。
振り返れば、烏帽子岳をはじめとした中央アルプス。
この日は晴れてはいましたが、登った時間帯には雲が多め。
中央アルプス側も南アルプス側もスッキリとした眺望とは言えませんでしたが、登ったかいのある景色でした。
晴れていれば、この大パノラマ!ほんの1時間足らずでこの景色が見れるなんて素晴らしい贅沢。
眺望を楽しみつつ、山頂小屋で軽食休憩。
ロールパンサンドとスープジャーに入れて来た温かいシチュウで遅めの朝食(9時)です。
ちなみにコチラはInstagramのサブアカウント @soba_desune
山頂小屋には小八郎岳の由来
小八郎岳由来
ここ小八郎岳の名はこの地に平安時代後期に分知された
片切氏一族領主の名から付けられたものとされ
「こはちろう」と呼び親しんでいる
初代は小八郎太夫景重であって、平安時代末期京都で起きた保元平治の乱で源氏方の武将として活躍しつつ戦死してしまった。
その後、この地は平家に没収されたが、後に鎌倉幕府を開いた源頼朝から
景重息子の為安小八郎に父影重戦死の恩賞として与えられた。
それ以降の領主には 為方小八郎、為雄小八郎などの名がある。
小八郎岳から南アルプス方面のパノラマ
今回は雲が多めでしたが、晴れていれば南アルプスの山並みは絶景間違いなし!いつか「日の出登山」で来てみたいですね。
小八郎岳からの下山は急こう配を注意して進みましょう。
頂上で展望を満喫したら下山です。
休憩したとは言え、疲労もありますから注意しながら急こう配を下山。
下りは、あっという間に烏帽子岳分岐(その1)を通過。
片桐松川ダム展望地で軽く一息ついて登山口に向かいます。
下山の最後にコノ倒木くぐり!結構キツイ(;^_^A
そして無事に下山。
頂上での軽食休憩も含めて、2時間ちょっとの山行でした。
下山後は清流苑で温泉に浸かりましょう♪
鳩打峠から車で約20分の場所にあるのが、温泉&レジャー施設「信州まつかわ温泉清流苑」
こちらでは小八郎岳、烏帽子岳に登頂した登山客は記念バッチをもらうことが出来ます。温泉に入りつつ、記念バッジをゲットしましょう♪
小一郎から小八郎をめぐる登山道
記事の中でも登場した登山道にある手作りPOPは、小一郎から小七郎まであり、山頂に小八郎が待っているという演出。
なかなか面白いアイデアですね、あなたも小一郎から小八郎をめぐって、登山を満喫してみてください(^▽^)/
小八郎岳 鳩打峠からのコースタイム
【上り】約50分
鳩打峠→<20分>片桐松川ダム展望地→<10分>烏帽子岳分岐(その1)→<20分>烏帽子岳分岐(その2)→<2分>小八郎岳山頂(食事休憩)
【下り】約30分
下山開始→<10分>烏帽子岳分岐(その1)→<5分>片桐松川ダム展望地→<15分>鳩打峠(下山完了)