カレーの大原屋、尾沢です。
当店には「移住してきたばかりで、聞きたいことがあってカレー食べにきました」と言って来て下さるお客様は結構多いです。
私自身は移住者ではないですが、東京からのUターンで飯田へ戻って来た人なので、心境はなんとなくわかったりします。
「雪が心配です」「雪はどのくらい降るんですか」
東京方面に限らず、都市部から飯田へ移住する場合、多くの移住者の方が「雪の状況」を気にされます。
ぜひとも事前に情報収集しておくのがよいでしょう。
思わず言ってしまう「そんなに雪は降らないですよ」の一言
冬の飯田市について、雪の降り方を聞かれると、私たちは思わず「そんなに雪は降らないですよ」と言ってしまいがちです。
私たち住民からしたら何の違和感もないのですが、移住者の皆さんはどんな地域から飯田へ引っ越されてくるのかわからないので、実はチョピリ無責任な一言とも言えます(反省)
都会の方にとっては「大雪」だったりします。
この写真はまさに「そんなに雪は降らないですよ」の代名詞的な写真。
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午後には溶けちゃうし「大したことない雪」というのが住民の感じ方ですが、都会から移住してきて、生まれてから一度もスタッドレスタイヤを履いた事の無い方にとっては「大雪」です。
飯田の人の言う「大雪」はコチラ
この画像レベルまで降ると、さすがに飯田人もビックリします。
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これは、平成26年(2014年)の2月14日から15日にかけて降った雪です。
みるみるうちに積もって、さすがに大原屋も大雪休業しました(;^_^A
このレベルは何十年に一度。私の51年の人生でも2回くらいかな?
飯田市役所の発表は以下の通り(一部抜粋)
・平成26年2月14日(金曜日)朝から15日(土曜日)午前中にかけて降った雪は、最深積雪81cmを記録する大雪となりました。
・積雪の観測は、1897年(明治30年)8月から行われており、今回観測された81cmは、過去117年間で最も深かった積雪ということになります。
・この大雪により市内のあらゆる道路の除雪が遅れ、市民生活に多大な影響を及ぼしたほか、当地域の最大の生命線である中央自動車道が最長81時間通行止めになるという事態となり、県内では災害救助法が適用された地域もあるなど、大きな混乱が生じました。
・幸いなことに市内においては、大雪による死者こそ発生しなかったものの農業をはじめとした経済被害が生じたところです。
<<抜粋ここまで>>
ちなみに、この大雪も翌日からの天気で思ったより早めに溶けて、通常通りの生活に戻れました。
本当に怖いのは「雪」よりも「路面の凍結」
飯田市は全国でもよくある田舎の町ですから、公共交通機関は皆無と言っても良いくらいなので、自家用車は必須です。
だからこぞ、飯田に移住される方にお伝えしたいのは
本当に怖いのは「雪」ではなくて「路面凍結」ですよ!という事。
冷え込みが厳しい日は、パッと見は普通のアスファルトの道路でも表面の水分が凍っていてツルツル!という事が結構あります。
さらに、飯田市は天竜川の河岸段丘にある地域なので坂も多く、凍結路面の下りでヘタにブレーキ踏んだら「もう止まらない!」なんて事もあります。
ですから、冬場のスタッドレスタイヤは必須ですし、冬場の車の運転は要注意です。
お仕事は完全リモートで車で出かける必要もないライフスタイルであれば、それほど心配ないかもしれませんし
飯田市内でもお住いになる地域によっては、全くと言って良いほど雪の降らない所もあります。
飯田へ移住する時は、こんな冬の事、雪の事、凍結の事、なども考えてご準備くださいね。
飯田への移住は大歓迎です!何かあればお店に来た時にでも、気軽に質問してくださいね。