前編では往路の下りコースをご紹介します。
長野県飯田市は、諏訪湖から流れ出る天竜川の河岸段丘に位置する坂の多い街。
そんな地理的状況もあってか?ちょうどよいウォーキングコースは少ない気がします。
ですが、当店カレーの大原屋の近くには、知る人ぞ知る!?おすすめのウォーキングコースがあるんです。
オススメのウォーキングは「飯田市サイクリングロード」
飯田市大休(おおやすみ)には、昭和50年代に作られた自転車専用道路、飯田市サイクリングロードがあります。
しかし、サイクリングロードとしての活用よりも実際はウォーキングやランニング、犬の散歩などに使われています。
このサイクリングロードは飯田市大休から妙琴(みょうきん)公園を抜けて、飯田市切石の上河原橋まで続く全長約3キロのコースです。
サイクリングロードの入り口となる、県道飯田南木曽線(大平街道)との分岐には、長野県立公園中央アルプス風越峡の看板があります。
しかし、地元の人でもこんな風に呼んでいる人はいない気が・・・
それはさておき、分岐を左へ進んだ所にサイクリングロードの起点(終点?)があります。
ここがサイクリングロードの入り口なのですが
いきなりスタートは螺旋階段の構造物です。
サイクリングロードなのに、まずは階段???という疑問が湧きますが
この珍しい形状は一見の価値ありかも。
ぐるりと螺旋状の階段を下ります。
入口下をボックスカルバートでくぐります。
その先はスグに橋。川音も涼しげです。
このウォーキングコース前半の往路は全て下りです。
大休→妙琴公園キャンプ場まで約1㎞の区間で標高差約50mを下り
妙琴公園→上河原橋までは、川に沿って約1.3kmで標高差約50m下ります。
ツツジの季節にはたくさんの株が花を咲かせる公園を抜けて進んでいきます。
広い駐車場もあります。
ちなみに、普段私が歩く時は、この公園内の駐車場に車を止めて歩き始めます。ここから直接歩き始めると、先ほどの螺旋階段の起点は通りません。
昭和のまま時が止まった雰囲気の公園案内看板
飯田市の管理する公園ですので、トイレもあります。
ノスタルジックなキノコをモチーフにした東屋
たくさんの緑に囲まれて、場所によっては昼間でも薄暗いポイントがある道を下って行きます。
すると、また階段です!サイクリングロードなのに!(一応スロープはついてますが)
往路前半の下りは、一級河川の松川に流れ込む支流に沿って道があるので、川の音を聞きながらのウォーキングになります。
約1キロ進むと、川幅の広い一級河川「松川」が見えてきます。
この車止めの先を左に曲がって、松川を渡ります。
車道とサイクリングロードが完全に分離されている橋。
妙琴公園キャンプ場を右手にみながら進みます。
上河原橋までは、松川に沿って真っすぐ淡々と下りです。
松川からの取水口と階段状の魚道。
先ほどの螺旋階段同様、この階段状の魚道も構造物としては面白いですね。果たして魚はチャンとここを上っているのか?見てみたいですが水量が多くて難しそう。
さらに進むとなぜか緑色の支柱にネットがかかった区間が70mほどあります。
世にいうトマソン的なポイント。
以前あった施設との関係上作られた構造物なのですが、その話はまた別記事を書きたいと思ってます。
このサイクリングロードは春には桜のお花見ポイントもあります。
ゆっくり歩いて桜を眺めるのも良いですね。
川沿いにしばらく進んでいくと、上川原橋が見えてきます。
ほぼ直線の道路ですが、川音を聞きつつ、遠くには南アルプスの山並みが見え、長野県らしさを感じながら歩くことができます。
上河原橋までたどり着くと、ここでサイクリングロードは終点(起点?)となります。
このまま折り返しても良いのですが、今回は別ルートから周遊ウォークで戻ります。