岐阜のシンボル「金華山」にはこれまでに何度か登っているのですが、今回は午後に登って頂上で夕景を眺めて、ロープウェーのナイター営業を使って下りて来るというプラン。
※最後にまさかのオチがあります。
織田信長の居城として名高い金華山。岐阜市周辺の様々な場所から見える「山頂の城」がある事実は本当にすごい事だと思います。
金華山麓の岐阜公園の素晴らしい庭園なのですが、今回は時間の都合でゆっくり散策はせずに早速登山口で向かいます。
めい想の小径コースの登山口へは、ロープウェー乗り場へ向かい、手前を左に進みます。
加藤栄三・東一記念美術館を右手に見ながらに進むと、ほどなく登山口に到着。
金華山「めい想の小径(水手道)」登山口
めい想の小径コース(水手道)は、金華山の北斜面を回りこんで山頂に向かうルートです。
数あるルートの中では距離が長く、沢もあり、緑も深く、長良川を眺められるポイントもアリ、一番登山らしい雰囲気で登れるコースではないでしょうか。
めい想の小径の起点看板。頂上のお城までは50分の表記があります。
そして、まさかの?イノシシ注意の看板も!
さすがに熊は出ないのかもしれませんが、街に近い山でもイノシシは出るようです。
三重塔方面との分岐を左へ進みます。
岩肌がゴツゴツと出ている箇所の多い登山道ですが、広く整備されているので安心して歩いていけますね。
ひと息登れば、馬の背コースとの分岐広場に出ます。
案内看板を見ながら小休止。
金華山の馬の背コースは「老人・幼児には無理です」
今回は「めい想の小径」コースで山頂に向かうので「馬の背コース」は通りませんが、こちらのコースは険しい登山道のため老人・幼児の通行は基本的に禁止という表示。やはり安全第一ですね。
分岐広場を左奥へ進むと「水手道」の名の通り、沢と近い登山道になります。
危険個所にはしっかりと木道が整備されていて安心。
中間地点を過ぎて進むと、徐々に傾斜がキツくなってきます。
岩山に木の根が入り組んだ自然の階段。
足元注意で登りましょう。
沢の水も涼しげなポイントを過ぎる頃、遠くからお寺の鐘の音が聞こえてきます。午後6時の鐘のようです。
沢筋を抜けると長良川方面の景色が見えるポイント。
街の灯りがチラホラ点き出しています。
目指す頂上のお城まではマダ結構あるかな?
さらにひと登りすれば、山頂まであと500mの見晴らしポイント。
少しの時間で街の明かりがグッと増えましたね。
めい想の小径たる「格言看板」
めい想の小径には、随所に偉人たちが残した「名言看板」が設置されています。何枚あるのか?誰のどんな言葉なのか?すべてはチェックしませんでしたが、ありがたいお言葉を噛みしめて進みましょう。
山頂手前、最後のビューポイント。
日中晴れていれば、近くに鷺山、百々ヶ峯、遠くには伊吹山や養老山脈が見えるそうです。
キレイに見るなら、日向的には午前中が良さそうです。
街の明かりもさらに増えて、夜景の手間くらいまでになってきました。
さぁ、山頂までもうひと登り!
めい想の小径コースは岐阜城の裏手に出ます。
めい想の小径コースは、岐阜城の裏手に出るので「やったー!登り切ったぞー!」という感覚は少なめ。
城の裏手から忍び込む感じですかね(笑)
金華山山頂「岐阜城」のライトアップ
ライトアップされた岐阜城が良い雰囲気です。
曇っていたので、夕焼けも見れずに残念ですが、夜景はキレイです。
ところで、今日の岐阜城、何か違和感があるんですね…
夏休み明けの平日とは言え、ライトアップされているお城なのに
「人が誰もいない」のです。
???何かおかしい…
登山口付近の公園は結構賑わっていたのに…
「嫌な予感しかない…」
不安になり、急いでロープウェー乗り場に向かいますが
「不安的中(爆)」
既にロープウェーの最終便は出た後で、運行終了!!!
18時が最終だったという事は、途中で鐘の音が聞こえた段階でアウトだったという事ですね…
乗り場には当直と思われる若いスタッフさんが一人いて
「あ~、ロープウェーのナイター営業は夏休み期間中までなんですよ」
「一番近いコースで気を付けて下ってもらうしかないですね」
との事。
「ある意味、プチ遭難です(泣)」
自分の迂闊さにガッカリして、ショックもあり、急いて下らないと真っ暗になりそうで焦って、この後は写真も全く撮らず…
スマホの明かりを頼りに肩を落としながら、とにかく無事に下山しました。
本当に情けなし…
という訳で、金華山のロープウェーのナイター営業については、季節ごとの運行スケジュールを良く確認しましょう!
というオチでした。
いつかまた、夕景&ロープウェーの行程にリベンジしたいと思います。