竜ヶ岳と言えば富士山が見える山、そして「ダイヤモンド富士」の撮影スポットとして有名な山です。
以前登った釈迦ヶ岳に続いて、山頂から富士山を見るべく登ります!
気になる天気は曇り時々晴れ?
登山当日は曇り時々晴れの予報。
本栖湖畔では少し青空ものぞいて、山頂での眺めも期待が持てそうな気配。湖畔の案内看板をチェックして、ルートを確認します。
看板の端っこに、今回のルートを発見。
登山口の駐車場は本栖湖キャンプ場
本栖湖キャンプ場に車を停めて、湖畔コースから竜ヶ岳へ向かい、石仏コースを下りて来るのが今回のコースです。
夏休み中の平日、多くのキャンパーで賑わうキャンプ場から出発。
登山口まではしばらく湖畔道路を歩きます。
竜ヶ岳登山口の案内矢印に従って、歩道を進みます。
歩道から登山口へ。
実は何の疑いも無く、この入口が「湖畔ルート」の入り口だと思っていたのですが、実はここは「石仏ルート」の入り口。
それに気づくことなく、予定していたルートの逆ルートで登って来ることになりました(;^_^A
「竜ヶ岳」石仏ルート~湖畔ルート周遊登山
本栖湖キャンプ場駐車場→<10分>登山口→<30分>見晴らしスポット→<20分>石仏→<30分>分岐ポイント→<10分>竜ヶ岳山頂
下山開始→<5分>分岐ポイント(湖畔ルートで下山)→<55分>湖畔登山口→<15分>本栖湖キャンプ場駐車場
気持ちの良い遊歩道。
この周辺にもテントを張ってキャンプしている方もいます。
ゲートの先が登山道。
ここまではゆったりとした遊歩道でしたが、ここからはいよいよ登山道。
丸太階段をグイグイ登るキツメの傾斜です。
登山道を登り始めるとガスが出始めました、雨は降ってないのですが空も真っ白で少々不安になりつつ進みます。
見晴らしスポットと思われる場所からも眺望ゼロ!
とにかく真っ白です・・・
軽く休憩、水分補給をして進みます。
そして、笹ヤブとの戦いの始まり
見晴らしポイントの先は、笹ヤブがドンドン濃くなります。
いわゆる「藪漕ぎ(ヤブコギ)」ですね。
これまでの登山では「π岳(はげだけ)」と「夏焼山」の藪漕ぎ(ヤブコギ)が1位と2位でしたが、竜ヶ岳も負けていません。
笹の密集地帯もあれば、少し道幅の広い区間もありますが、台風が過ぎた翌日の雨上がりという条件で登っていますので、笹に着いた雨水で、体中びしょ濡れです。
進んでも進んでも笹!という区間がずっと続きましたが、前方に東屋が見えてきて、本当に救われた気分。
石仏見晴らし台に到着
石仏のお堂で登山の無事に手を合わせ、ちょっと休憩。
展望台からの眺望もゼロ!
この先も、マダマダ続く笹のトンネル
石仏から分岐ポイントまで、引き続き藪漕ぎ(ヤブコギ)です。
一段と笹が濃くなっていく気がします・・・
笹に埋もれながら前へ進みます。これだけの密集地帯ですが、登山道自体はチャンと付いているので迷う事はないと思います。
上を見上げてもガスで真っ白・・・
この先どのくらい笹ヤブがつづくのか見当もつかないまま、ひたすらザクザクと掻き分けながら進みます。
分岐ポイントに到着
やっと来ました、分岐ポイント!
時間にして約50分の藪漕ぎ(ヤブコギ)ですが、2時間くらい笹の中にいた気分です。体力も消耗していますが、山頂目指して進みます。
ここからは、笹の刈り幅も広く格段の歩きやすさ。
分岐から山頂までの区間には、まだ新しい獣の足跡や糞も多く警戒しながら歩を進めます。
そして、あの藪漕ぎと比べたら、あっけないくらいに山頂です。
竜ヶ岳山頂!ガスで真っ白です!
無事に山頂に到着しましたが、予想を裏切られる事も無くガスで真っ白。
眺望ゼロ!
富士山どころか他の山も1ミリも見えません(笑)
とにかく、ガスが濃かったとは言え、雨が降らなかったのが唯一の救いでしょうか。
靴の中も水でジャブジャブ・・・
この状況では、ゆっくり休憩していても体も冷えて良くないので、素早く持参したおにぎりを食べて下山です。
先ほどの分岐を今度は湖畔ルートへ下ります。
湖畔ルートは、石仏ルートとは違って笹の藪漕ぎはありませんが、傾斜はキツめ。下りの場合は足元注意ですね。
台風の影響でしょうか?丸太階段はことごとく流されていて、危ない箇所もチラホラ。
下って来ると、気持ちの良い林の区間もあり晴れていれば本当に最高でしょうね。
この標識の案内図を先に見ておきたかった!
湖畔登山口の近くまで下りて来た場所に設置されている案内図。
この地図を最初に見ておければ、予定の逆ルートで登る事は無かったのに・・・
と思いましたが後の祭り。事前の下調べ不足ですから仕方ないですね。
よくよく見てみると、湖畔登山口は一般道の冬季通行止め区間内にあるんですね。
湖畔登山口はあまりPRされていない理由?
今回、私が湖畔登山口を見つけられず、石仏ルートで登ってしまったのには、湖畔登山口があまりPRされていない事にもあると思うんです(言い訳w)本栖湖キャンプ場からの登山口への案内矢印は石仏ルート方面のみで、湖畔登山口への表示はありませんでした。
これは恐らく、冬期通行止めになる湖畔登山口を案内しすぎてしまうと、冬期に混乱や事故につながってしまう事を避けるためなのでしょう。(個人的な憶測です)
特に、竜ヶ岳からダイヤモンド富士を見ることが出来るのは10月~2月だそうなので、冬期に撮影機材を背負って遭難とかは避けたいですからね。
何事も安全第一!で登山を楽しみましょう。
竜ヶ岳にいつかはリベンジ?
今回は、ルートは逆になってしまうし、ガスだし、眺望もゼロだし、当然、富士山は見えないし、散々な山行でしたが、晴れていれば山頂からの眺めや、石仏ルートの下りから見る景色はバツグンな山です。
笹の藪漕ぎがネックではありますが、いつかリベンジで登ってみたいと思います。
「竜ヶ岳」石仏ルート~湖畔ルート周遊登山
本栖湖キャンプ場駐車場→<10分>登山口→<30分>見晴らしスポット→<20分>石仏→<30分>分岐ポイント→<10分>竜ヶ岳山頂
下山開始→<5分>分岐ポイント(湖畔ルートで下山)→<55分>湖畔登山口→<15分>本栖湖キャンプ場駐車場