学生時代と20代は東京に住んでいましたが、登る機会がなく「いつかは登ろう!」と思っていた高尾山にやっとチャレンジできました。
稲荷山コースで高尾山山頂を目指します!
東京にありながら、自然を満喫できる山として超有名な高尾山。日本一登山客が多い東京の山で、登山コースも複数あり、目的やレベルに合わせて選ぶこともできる事も人気の理由でしょうね。
ケーブルカーやリフトも利用できるので、観光として気軽に楽しめるのも良いですね。
事前に調べてみたところ、舗装路も無く、一番登山らしく歩けそうなコースが今回選んだ「稲荷山コース」行
南側の外周をぐるりと回り、稲荷山を経由して山頂へ向かう行程です。
駐車場は高尾山薬王院自動車祈禱殿の駐車場を利用
【天狗像の違い】
左右の天狗像ですが、顔の形や持ち物が違っています。
カラスのような嘴、剣を構え魔を断つのが「小天狗(烏天狗)」
鼻が高く、団扇を持ち、神通力で開運をもたらすのが「大天狗」です。
高尾山口周辺は有料駐車場がいくつもあります。今回利用した高尾山薬王院自動車祈禱殿の駐車場は1回500円とリーズナブルです。
ちなみに、高尾山口駅に近く、条件の良い場所は1000~1500円くらいが相場の様です。
稲荷山コースの登山口は清滝駅の左側を少し進んだ所にあります。
この日の登り始めは9:15。既に大勢の方が登山道を歩いています。
高尾山登山「稲荷山コース」コースタイム
9:15「稲荷山コース登山口」出発→(5分)9:20「旭稲荷社」→(20分)9:40「標柱1kmポイント」→(10分)9:50「稲荷山展望台」小休止→(15分)10:05「標柱2kmポイント」→(10分)10:15「6号路分岐ポイント(2.5km)」→(10分)「5号路分岐ポイント」→(15分)10:30「高尾山山頂」
登山口から山頂までは1時間15分でした。
登り始めからバッチリ整備された階段。登山客も多いですから、登山道全体を通して素晴らしくキレイです。
一息登れば、旭稲荷社。体も温まってきます。
山頂までは3.1kmの道のり。登山道の各所に標柱が設置されているので、どのくらい進んだのかもわかりやすくペース配分もしやすいですね。
私たちと同じくらいの時間に登り始めた方は4組程度。
女性の方が多く、年代は20代~70代という感じで幅広い感じです。
地元のベテランの方でと思われる小柄な70代くらいの女性が、ヒョイヒョイと駆けるように登って行った姿は印象的でした。
高尾山登山道の階段が素晴らしい!
稲荷山コースに設置されている木製のステップ階段なのですが、これがすごく優秀。さすがは都会の山!って感じです。
あまりに素晴らしいので、調べてみたところ施工されたのは、東京都府中市の株式会社濱口造園さん。
ブログによると、完成したのは2023年3月30日との事ですから、まさに今シーズンの為に完成たばかりだった訳ですね。
大きなお世話ですが、東京都または八王子市は是非とも表彰を(笑)
木製ステップで歩を進めるたびにコツリ♪コツリ♪と靴音も耳障り良く、快適に登って行けます。
稲荷山展望台手前の分岐
左を進むのは「まき道」で、稲荷山のピークは経由せずに登山道の先で合流します。右の階段を登れば稲荷山展望台。
稲荷山(標高400m)到着
稲荷山はコースのほぼ中間地点の1.4km。休憩ポイントとしても最適ですね。
ここまでは約35分で到着と順調。少し休んでいるだけで、続々と登山客が登ってきます。
都心方面の眺望を楽しむことが出来ます。
この日は少しかすんでいながらも快晴。画像ではわかりずらいのですが、肉眼では遠くにスカイツリーも見る事ができました。
軽く休んで、稲荷山を出発。
標柱2kmポイントまでは約50分で到着。
6号路との分岐までは約1時間。このあたりの区間はスイスイと進めます。
木製のステップ階段には登山客の利便性はモチロンですが、登山道両側の踏み荒しを防いで、植生回復の効果にも役立っているようです。ナルホド!
しばらく稜線歩きで軽やかに進んできましたが、この後はメインイベント?が待ってます。
山頂手前の分岐ポイント
標識の方向表示もたくさんある山頂手前の分岐ポイント。
ここから山頂までは、距離としてはそれほどないのですが、雰囲気的にはグッと登る感じで、前方にはこの階段。
ひと登りすれば山頂が見えるのかな?と思ったのですが
マダマダ階段は続きます。さぁ!登れ!
そろそろ着くかな?と思いきや、もうひと登り!
やっと空が抜けて、いよいよ山頂です!
高尾山山頂に到着!
この日は晴天に恵まれて、富士山もバッチリ見えて最高の登山日和となりました。
山頂到着は10:30。
この時間くらいから山頂に到着する人も増えて来るようです。
山頂の「曙亭」で名物とろろそばを食べたり
珍しくw夫婦のツーショット写真を撮ってもらったりしていたら、小中学生の団体登山も続々やってきてスゴイ活気!山頂はあっという間にメチャ混みになっていました。
下りは寄り道しつつ、まったりなので参考にならないでしょうから、コースタイムは割愛(笑)
ケーブルカー駅で名物の「天狗焼き」を!
友人に勧められた名物がこの「天狗焼き」大きな黒豆が入った餡子が程よい甘さ、衣もサクッと焼きあがっていて美味しい♪
下りはケーブルカーに乗るか?リフトに乗るか?迷いましたが、これだけ天気が良いのでリフトを選択。
気持ち良い空気を感じて、高低差237mを一気に下る爽快感は体験の価値ありです!
前半は登山、後半は観光という感じで念願の高尾山を満喫してきました。
機会があれば次は滝を見ることが出来る6号路から登ってみたいですね。
高尾山登山「稲荷山コース」コースタイム
9:15「稲荷山コース登山口」出発→(5分)9:20「旭稲荷社」→(20分)9:40「標柱1kmポイント」→(10分)9:50「稲荷山展望台」小休止→(15分)10:05「標柱2kmポイント」→(10分)10:15「6号路分岐ポイント(2.5km)」→(10分)「5号路分岐ポイント」→(15分)10:30「高尾山山頂」
稲荷山コースは登山口から山頂まで1時間15分でした。
パンフレットなどの案内には100分と書かれている事が多いようですが、ゆったり慌てず安全に登ればそのくらいの時間になると思います。
ちなみに、後から登って来た小学生は「俺たち1時間で登った!」と話していました。さながら子天狗と言ったところですね。
という訳で、長年の目的だった高尾山登山。無事に登って来ることができました!