2021年の秋に登った天王山(岐阜県美濃市)と縦走もできる山が、今回登った誕生山。
美濃市から日帰り登山で気軽に登る事ができる良い山です。
登山口はいくつかあるのですが、JAめぐみのライスセンター奥から入山します。
JAめぐみのライスセンターから200m先に駐車場があります。
誕生山登山口駐車場
誕生山は民間所有の山で、非常に良く整備されています。
もちろん駐車場も素晴らしく、親切に案内もされています。
登山の案内看板もしっかりと作られていて、ありがたいですね。
これだけ整備してくださっている皆様に感謝し、注意事項をしっかり守って登山を楽しみましょう。
今回は沢沿いの東洞ルートを上り、尾根ルートで下る周遊コースを午前中で計画しました。
誕生山登山ルートとコースタイム
誕生山登山口駐車場:登山開始→(2分)分岐→(10分)石仏→(15分)おみたらし:六合目→(15分)尾根分岐→(5分)縦走路分岐→(10分)誕生山山頂→下山(10分)尾根分岐→(25分)前野-ライスセンター分岐→(10分)東洞コース-尾根コース分岐-登山口:下山
【詳細タイム】
8:45/誕生山登山口駐車場発
8:47/東洞コースー尾根コース分岐
8:55/石仏
9:10/おみたらし
9:25/尾根分岐
9:35/縦走路分岐
9:45/誕生山山頂
10:05/下山開始
10:10/尾根分岐
10:35/前野-ライスセンター分岐
10:45/下山
1つ目の分岐は登山口からスグです。
沢づたいに登る東洞ルートへ進みます。
沢の音を聞きつつ、しばらく登ると大きな岩の上に石仏があるポイント。
見落としてしまったのか、ここの地籍名や石仏の名前などは記録できていませんでした。
登山の安全を祈願して、進みます。
登山道はキチンと整備されていて歩きやすいです。
徐々に傾斜がキツくなります。
随所に花を保護した鑑賞スポットがあります。
登山道の途中には、高山植物を保護しているスポットがあります。
これらの場所は、厳しく立ち入り禁止!なのかと思いきや
「撮影する場合に限り入って良い」という旨の親切な案内が出ています。
【注意】
★植物の撮影以外、入らない事
★左の扉ロック針金を外して入る
★木道から絶対に降りない事
★網、支柱に触れない事
★扉ロックを元通りにする事
誕生山の東洞ルートの中盤、さらに傾斜が増してきます。
落石注意の区間もありますので、慎重に進みましょう。
しっかりとした登りがしばらく続きます。
ミツバツツジの群生地の表示。
春にまた訪れたいものです。
沢の水は少なくなりましたが、前方に水場の様な場所が見えてきます。
おみたらしに到着
「おみたらし」では、大きな岩の下から水が出ています。
のどを潤し小休止。
この日の水量は決して多くはありませんでしたが
季節によっては、もっと水量が多いのかもしれません。
おみたらし看板表記
おみたらし
誕生山の中腹に、山から湧き出る清水があり、
ここは誕生神社の登拝の道の傍らにあって、参拝者の「手水所」であり修行者の禊所でもあった。
また喪山神話では高天原から豊葦原中津国への使者として遣わされた天若日子命が娶った笠神の上神神社の下照姫がお産のときにこの清水を使ったとも言われている。
この時に生まれた姫をこの滝の名前から「御手洗姫命」とし、この姫神は天王山の北側の美濃市御手洗の真木倉神社に祀られている。
下照姫の出産に縁があるということで、このおみたらしの水には安産の恵みがあると言われ、妊婦の信仰を得てきた。
藍見地区地域づくり委員会
おみたらしの先も引き続き良い感じの登りが続きます。
しばらく登ると、尾根の分岐に到着、左の誕生山山頂方面へ向かいます。
尾根道に出た後はしばらくゆるい傾斜の区間。
その先からは、コンクリートの板と鉄筋を使った階段区間となります。
階段には登山記念?奉納?のサインやメッセージが書かれています。
サバイバルアイドル=さばいどる「かほなん」のサインも!?
ご本人のモノでしょうか?
=追記=
Twitterで尋ねたら、ご本人のサインでした。
このコンクリート板の階段は、ボランティアの皆さんが運び上げて設置されたそうです。
「かほなん」もそのお一人でした。
そーですよ☺️!
— かほなん🏝さばいどる (@survidol_kaho) December 2, 2022
ありがとうございます!
徐々に息が上がってくる辺りで「ファイト」のメッセージに応援されつつ登ります。
大きな岩が目印でもある分岐ポイント。
この分岐を左に進めば、天王山へ向かう事も出来ます。
>>美濃市大矢田神社から天王山への日帰り登山ルートとコースタイム
分岐の先には手すりが備え付けられた急登区間が待っています。
最後のひと踏ん張りですね!
この手すりは、あくまでも関西電力の巡視用であって、登山客用のモノではないとの注意書き。
とは言え、使わずに登るのは厳しいので、ありがたく(自己責任で)使わせていただきます。
最後の登りを必死で登り切れば山頂です!
誕生山山頂(標高502m)到着
山頂は細長く広い平な形状になっています。
誕生山の標柱
誕生山のランドマーク1つ目は反射板
先ほどの手すりの注意書きに合った「反射板」がこれです。
美濃市内からも肉眼で確認できるサイズ。
近くで見ると、さらに迫力ありますね。
展望デッキが最高に気持ち良い!
もうひとつのランドマークが展望デッキ。
しっかりとした作りで、突き出した部分の先に立つと遠くまでの景色を独り占めした気分です。
注意書きをキチンと読んで利用しましょう。
★突き出しデッキルール★
◎火気の」使用禁止
◎3名以上でのジャンプ禁止
◎テーブル・イスの使用禁止
◎ゴミなどを出したら拾う事
◎跳び降り禁止
この日は山頂から冠雪した御岳山も見ることが出来、最高の見晴らしでした。
山頂で軽く休憩をとった後は下山です。
まずは、手すり区間を注意して下ります。
尾根分岐は、登って来た右の東洞コースではなく、直進方向の尾根ルート方向へ。
尾根ルートと聞くと緩やかな道を想像しますが、それなりの傾斜で下って行きます。
そして、次なる手すり区間の登場!
山頂の手前よりも傾斜がキツいのではないでしょうか?
手すり様様です。
手すり区間の途中が七合目。
ベンチもあるので、こちらのルートを登りで使う場合は、ここで一息入れるのが良いですね。
慎重に下りましょう。
手すり区間の後は、歩きやすい登山道をテンポよく下ります。
シダの群生ポイントを過ぎれば次の分岐です。
前野方面と、ライスセンター方面への分岐。
右のライスセンター方面へ下ります。
ほどなく、登山口近くの分岐に到着。
無事に下山できました。
誕生山登山口駐車場:登山開始→(2分)分岐→(10分)石仏→(15分)おみたらし:六合目→(15分)尾根分岐→(5分)縦走路分岐→(10分)誕生山山頂→下山(10分)尾根分岐→(25分)前野-ライスセンター分岐→(10分)東洞コース-尾根コース分岐-登山口:下山
【詳細タイム】
8:45/誕生山登山口駐車場発
8:47/東洞コースー尾根コース分岐
8:55/石仏
9:10/おみたらし
9:25/尾根分岐
9:35/縦走路分岐
9:45/誕生山山頂
10:05/下山開始
10:10/尾根分岐
10:35/前野-ライスセンター分岐
10:45/下山
今回は東洞ルートを登って、尾根ルートで下る周遊コースでしたが、下りの尾根ルートでは何組ものパーティーとすれ違いました。
尾根ルートで登って、東洞ルートを下る方の方が多いのでしょうか?
どちらにしても、半日で手軽に登れて「登った感」も高く、山頂からの眺めの満足度も高いのでオススメの山です。
ぜひチャレンジしてみてください。
天王山と誕生山
ちなみに、この画像は下山後に撮った天王山(左)と誕生山(右)縦走しても良し、それぞれに登っても良し。
また違う季節に登ってみたいと思います。
天王山の登山記事は以下のリンクからどうぞ。